現在、ビルメンテナンス業務のほぼ全てが健常者により行われています。
何故なら、点検業務を健常者が行うことは「安心」。障害のある方が行うことは「不安」。こんな固定概念が一般的にあるからだと考えます。
果たして、本当にそうでしょうか?
バリアフリーやインクルーシブな施設の運営管理が求められている現在、健常者の方が「健常者の視点」だけで行ったビルメンテナンス業務は「安心」であれども、「完璧」ではありません。
障害のある方が行なうビルメンテナンス業務は、健常者以上に正確に測定、状態確認、点検作業を行うことができます。
例えば身体に障害のある方々と共に点検業務を行えば、健常者では気付かなかった物理的、心因的障害に気付くことができます。
従来の健常者による視点に、障害のある方の視点を加えることにより、施設を利用されるお客様の安心安全をより一層拡大することができると考えます。